● Bun-sanの秘密(3)実は写真が好き

 つい先日、ツイッターで濱田さんが質問を投げかけ
ておられました疑問、人は『何故写真が好きなのか』
は、とても興味深いものでした。私はあの取りまとめ
を拝読させていただき、自分なりに考えてみました。
至った結論は『どの見解も素敵だなあ』ということで
した。なんだか茫洋とした意見ですが、つまりそれは、
「想い感じる事」に間違いなどないのだ、という事な
のです。きっと。色んな意見があると思いますが、私
が感じたのはそんなことです。
 自分が写真に興味をもったきっかけって何だろう、
そう考えたときに『これだ!』というのは思いつきませ
んでした。直接の契機として、仕事でご一緒させてい
ただいた写真家の方の影響は強いなとは思います。で
も本質的な部分で、自分は何故写真に惹かれるのかと
想いを巡らせると、それは父の写真機かもしれないし、
学校の記念写真かもしれないし、初めて自分で買った
カメラで撮った記憶かも知れないな、と。
 たぶんですが、写真というものに対して、様々な原
体験が複雑に折り込まれた自分という人間がいて、あ
る日ファインダーを覗いた時、そこにある客観的な風
景や自分というものを『確認』したいからなのかなと。
 自分の器以上の写真など撮れないと思ったりします。
どこまで行くにしても、写真=生き様だとしたら、そ
れは、その人の「人生そのもの」なのかも知れない。
 写真という機械の本質には興味がないけれど、写真
という装置を通して見えてくる自分という人間の本質
を覗きみたいのかもしれません。
 フィリップ・K・ディックの『電気羊はアンドロイ
ドの夢をみるか』。人が写真を好きなのは、もしかし
たら、あのネクサス2型アンドロイドが、自分探しの
旅に出るのに近い感覚なのでしょうか…。
#088 Bun-san:Desperation Graphics http://desperation-gr.petit.cc/