● Bun-sanの秘密(5)実はフランス車が好き

 自動車免許を取得したのは高校三年の春休み。初め
て乗った車はカローラ・レビン。兄のお下がりで、随
分長い間おつきあいさせていただいた。その後バイク
にばかり乗っていて、自動車にあまり興味が湧かなか
った。結婚をして、子どもが生まれたら自動車も必要
だろうということで、購入したのが今の車。
 スーパーカー世代の自分としては、早くてかっこい
い車こそが車だ、と変な思い込みがあって、セダンを
マイカーをになんて微塵も思わなかったのだが、車好
きの先輩に相談している間に、洗脳されてしまったと
いうのが正直なところである。先輩はいわゆる『エン
スー』と言われる『古い車オタク』で(先輩すみませ
ん)、古い欧州車について、とことん色んな事を教え
てもらったのだった。
 プジョー505Gti。1989年製のフランス車。プジョー
最後のFR(後輪駆動)車で、デザインはピニンファ
リーナです。プジョー独特のつり目が睨みをきかせて
いるこの車が我が家の車です。息子も娘もこのプジョ
ーとともに育って来ました。何度目の車検を通したか
もう忘れてしまったが、海へ行き、山へ行き、いつも
家族と一緒に行動して来ました。気がつけばオドメー
ターはもうじき10万キロ。色んな思い出が詰まって
いる。最近エアコンが天に召された。そして市中の走
行ではリッターあたり5キロしか走らないことで家族
には不評のプジョー君である。
 環境への配慮やエネルギーの有効活用などを考える
に、そろそろお別れの時期なのかと思う。お別れする
時には家族写真を撮らせてもらおうと思っている。
 ありがとうプジョー君。君は家族だからね。
#088 Bun-san:Desperation Graphics http://desperation-gr.petit.cc/