かつて、ワタシがいた風景の中に、
今、ムスコたちがいる。
公園へとつづく、この道だって、そう。
この坂をのぼりきったところには、小さな和菓子屋さんがあって、
そこで、アイスクリームを買ってもらうのが楽しみだった。
その和菓子屋さんは、もうないけれど、
この道は、昔のままだ。
ムスコが幼稚園へと通う、いつもの道も。
そこには、昔、ドーベルマンがいた。
塀の上から、なんとか、顔を出して、
しっぽのない、不思議な犬を、おそるおそる、ながめていた。
今では、塀をのぼらなくたって、
ドーベルマンのいた場所を、見おろすことができる。
それでも、この道は、昔のままだ。
この町の風景は、すっかり変わってしまった。
思い出そうとしても、立ち並ぶ店の看板たちに、はばまれてしまう。
それでも、驚くほど、変わっていない場所があって、
その、風景の中に、今、ムスコたちがいる。
ワタシが、かつていた、その風景の中に。
#093 bookmark: diario do e a lua 太陽と月の日記 http://bookmark.petit.cc/
今、ムスコたちがいる。
公園へとつづく、この道だって、そう。
この坂をのぼりきったところには、小さな和菓子屋さんがあって、
そこで、アイスクリームを買ってもらうのが楽しみだった。
その和菓子屋さんは、もうないけれど、
この道は、昔のままだ。
ムスコが幼稚園へと通う、いつもの道も。
そこには、昔、ドーベルマンがいた。
塀の上から、なんとか、顔を出して、
しっぽのない、不思議な犬を、おそるおそる、ながめていた。
今では、塀をのぼらなくたって、
ドーベルマンのいた場所を、見おろすことができる。
それでも、この道は、昔のままだ。
この町の風景は、すっかり変わってしまった。
思い出そうとしても、立ち並ぶ店の看板たちに、はばまれてしまう。
それでも、驚くほど、変わっていない場所があって、
その、風景の中に、今、ムスコたちがいる。
ワタシが、かつていた、その風景の中に。
#093 bookmark: diario do e a lua 太陽と月の日記 http://bookmark.petit.cc/