もう夜が明けそうです。
長い一日が終わりました。
東京国際映画祭が開幕しました。
午後から、六本木ヒルズにある
グランドハイアットホテルに行きました。
控え室という名の大ホールに入ると、
『ひとつの歌』チームが一番のりでした。
記念に写真を撮りました。
この会場は、長兄が結婚披露宴をあげた場所です。
華やか好きの長兄です。
仕事も稼ぎも生活も、同じ兄弟とは思えません。
今日は、ドラマ撮影のために
主演の金子岳憲さんが出席できず、残念でした。
けれど、集まったヒロイン役の石坂友里さん、
重要な役の枡野浩一さん、
プロデューサーの橋本泰樹さんと自分の4人で
がんばりました。
みんな、さん付けで書いてますが、
ふだんは枡野さん以外、呼び捨てで呼んでます。
まだ他の誰もいない会場で撮った写真、
右端に映っているのは、友里のマネージャーの
かんちゃんです。
2年前くらいに、かんちゃんが勤める
モデル事務所から、俳優として育てたい数人の
所属モデルさんの芝居ワークショップを任されました。
芝居なんて、なにを教えていいのか
さっぱり分からなかったので、
みんなで映画を作りました。
そこに参加していたひとりが友里です。
ヴィルジニー・ルドワイヤンみたいな強い目をして、
説得力のある芝居をつづける友里を見ていて、
この人といつか映画を作りたいなと思ったのが始まりです。
こうしてすぐに実現できました。
左端に映っているのがプロデューサーの、やすきです。
やすきとは桐朋中学に通っていた頃からの友人です。
高校もそのまま一緒でした。
朝、学校をさぼってズームイン朝に映りに行って、
職員室でテレビを見ていた先生にばれて
しぼられていたのがやすきです。
東京大学に進んで、大学院まで行って
たぶん脳についての勉強をしていたのに(よく知りません)、
いまは、あるテレビ局の営業をしています。
やすきは昨日の時点で
実はまだ『ひとつの歌』を見ていません。
作品準備中、資金繰りに困っていたときに、
やすきに電話しました。
出資してください、とお願いしました。
局としての出資ではなくて、
個人としての出資のお願いでした。
お前、あしたエキストラで来てほしいとか、
困ったときだけ電話してくるよなと不機嫌でした。
会ってくれました。
出資するかどうか判断するから
映画の台本と、企画書と、どうやって回収していくかの
プランを書いて全部持ってこいと言われていました。
当たり前のことなんですが。
書けるだけ書きましたが。
手ぶらで行きました。
大塚の呑み屋だったと思います。
ほら、じゃあ出してよと言われました。
なにも持ってきてませんと伝えました。
持ってきてませんが、出資してくださいと
お願いしました。
小細工は通用しないような気がしていました。
お前なめてんのかこのやろーと言われました。
数日後に振り込んでくれました。
振り込んだことの知らせのメールに、
お前ちゃんと返さなかったら告訴するからな、
と書いてありました。
回収まで引きつづきがんばります。
グリーンカーペットのスタート地点まで、
ホテルから車に乗せられました。
車のナンバーが「豊田」でした。
はるばる東京までやってきた車でした。
運転手さんが気さくな方で、和ませてくれました。
2台に分かれての移動だったので、
友里と一緒に乗りました。
沿道沿いに、たくさんの人たちがいました。
ゆっくりと歩きました。
友里がサインを求められたりしていました。
集合写真を撮られるポイントが3カ所もあって、
そのたびに、フラッシュをたくさん浴びました。
ふと横を見たときの枡野さんの顔が、
すてきにわらっていました。
映画館に移動してオープニングセレモニーに出席しました。
やすきと並んで座って、壇上のジャッキー・チェンを見ていたら、
ちょっとだけ涙が出そうになりました。
中学の頃から知っているやすきと、
なんでこんなところにいるんだろうって、
長い時間が寄せてきました。
ロビーでWW監督を見かけて、
思わず声をかけて、
愛してますと英語で伝えていました。
わらって答えてくれました。
『ひとつの歌』は、ポラロイドカメラで写真を撮る青年の物語です。
WW監督がかつて撮った、『都会のアリス』という作品もそうです。
学生のころに見てから、ずっと、残っている作品です。
『都市の夏』や、『アメリカの友人』なども。
『ひとつの歌』の台本を書いている間は、
WW監督による『ONCE』という写真集を
いつも鞄に入れて持ち歩いていました。
余談ですが、先日、枡野浩一さんと作ることになった
短歌と写真の本のデザインを担当される篠田直樹さんが、
参考にと持ってきて見せてくれたのも、『ONCE』でした。
枡野さんは、『ひとつの歌』をアピールするために、
いろんな方に声をかけて、僕のことを
分かりやすく説明してくれました。
友里も、僕が誰かに話しかけにいこうとするたび、
一緒についてきてくれたりしました。
やすきは、ふてくされ顔のまま、さりげなく
みんなを気づかってくれました。
パーティは21時すぎに終わりました。
24時10分に予定されていた
上映テストまで2時間ほどの空き時間がありました。
枡野さんと友里が帰ったあと、
黙って喫茶店に一緒に入って、
時間がくるまで付き合ってくれました。
長い一日が終わりました。
東京国際映画祭が開幕しました。
午後から、六本木ヒルズにある
グランドハイアットホテルに行きました。
控え室という名の大ホールに入ると、
『ひとつの歌』チームが一番のりでした。
記念に写真を撮りました。
この会場は、長兄が結婚披露宴をあげた場所です。
華やか好きの長兄です。
仕事も稼ぎも生活も、同じ兄弟とは思えません。
今日は、ドラマ撮影のために
主演の金子岳憲さんが出席できず、残念でした。
けれど、集まったヒロイン役の石坂友里さん、
重要な役の枡野浩一さん、
プロデューサーの橋本泰樹さんと自分の4人で
がんばりました。
みんな、さん付けで書いてますが、
ふだんは枡野さん以外、呼び捨てで呼んでます。
まだ他の誰もいない会場で撮った写真、
右端に映っているのは、友里のマネージャーの
かんちゃんです。
2年前くらいに、かんちゃんが勤める
モデル事務所から、俳優として育てたい数人の
所属モデルさんの芝居ワークショップを任されました。
芝居なんて、なにを教えていいのか
さっぱり分からなかったので、
みんなで映画を作りました。
そこに参加していたひとりが友里です。
ヴィルジニー・ルドワイヤンみたいな強い目をして、
説得力のある芝居をつづける友里を見ていて、
この人といつか映画を作りたいなと思ったのが始まりです。
こうしてすぐに実現できました。
左端に映っているのがプロデューサーの、やすきです。
やすきとは桐朋中学に通っていた頃からの友人です。
高校もそのまま一緒でした。
朝、学校をさぼってズームイン朝に映りに行って、
職員室でテレビを見ていた先生にばれて
しぼられていたのがやすきです。
東京大学に進んで、大学院まで行って
たぶん脳についての勉強をしていたのに(よく知りません)、
いまは、あるテレビ局の営業をしています。
やすきは昨日の時点で
実はまだ『ひとつの歌』を見ていません。
作品準備中、資金繰りに困っていたときに、
やすきに電話しました。
出資してください、とお願いしました。
局としての出資ではなくて、
個人としての出資のお願いでした。
お前、あしたエキストラで来てほしいとか、
困ったときだけ電話してくるよなと不機嫌でした。
会ってくれました。
出資するかどうか判断するから
映画の台本と、企画書と、どうやって回収していくかの
プランを書いて全部持ってこいと言われていました。
当たり前のことなんですが。
書けるだけ書きましたが。
手ぶらで行きました。
大塚の呑み屋だったと思います。
ほら、じゃあ出してよと言われました。
なにも持ってきてませんと伝えました。
持ってきてませんが、出資してくださいと
お願いしました。
小細工は通用しないような気がしていました。
お前なめてんのかこのやろーと言われました。
数日後に振り込んでくれました。
振り込んだことの知らせのメールに、
お前ちゃんと返さなかったら告訴するからな、
と書いてありました。
回収まで引きつづきがんばります。
グリーンカーペットのスタート地点まで、
ホテルから車に乗せられました。
車のナンバーが「豊田」でした。
はるばる東京までやってきた車でした。
運転手さんが気さくな方で、和ませてくれました。
2台に分かれての移動だったので、
友里と一緒に乗りました。
沿道沿いに、たくさんの人たちがいました。
ゆっくりと歩きました。
友里がサインを求められたりしていました。
集合写真を撮られるポイントが3カ所もあって、
そのたびに、フラッシュをたくさん浴びました。
ふと横を見たときの枡野さんの顔が、
すてきにわらっていました。
映画館に移動してオープニングセレモニーに出席しました。
やすきと並んで座って、壇上のジャッキー・チェンを見ていたら、
ちょっとだけ涙が出そうになりました。
中学の頃から知っているやすきと、
なんでこんなところにいるんだろうって、
長い時間が寄せてきました。
ロビーでWW監督を見かけて、
思わず声をかけて、
愛してますと英語で伝えていました。
わらって答えてくれました。
『ひとつの歌』は、ポラロイドカメラで写真を撮る青年の物語です。
WW監督がかつて撮った、『都会のアリス』という作品もそうです。
学生のころに見てから、ずっと、残っている作品です。
『都市の夏』や、『アメリカの友人』なども。
『ひとつの歌』の台本を書いている間は、
WW監督による『ONCE』という写真集を
いつも鞄に入れて持ち歩いていました。
余談ですが、先日、枡野浩一さんと作ることになった
短歌と写真の本のデザインを担当される篠田直樹さんが、
参考にと持ってきて見せてくれたのも、『ONCE』でした。
枡野さんは、『ひとつの歌』をアピールするために、
いろんな方に声をかけて、僕のことを
分かりやすく説明してくれました。
友里も、僕が誰かに話しかけにいこうとするたび、
一緒についてきてくれたりしました。
やすきは、ふてくされ顔のまま、さりげなく
みんなを気づかってくれました。
パーティは21時すぎに終わりました。
24時10分に予定されていた
上映テストまで2時間ほどの空き時間がありました。
枡野さんと友里が帰ったあと、
黙って喫茶店に一緒に入って、
時間がくるまで付き合ってくれました。